VC中核リファレンス:デスティネーション属性編

XVCDのデスティネーションボキャブラリに設定できる大域属性を解説します。

1. 概要

XVCDデスティネーション属性の概要を説明します。

1.1. 用途・役割

XVCDデスティネーション属性は、XVCDのデスティネーションボキャブラリの特性を指定するための大域属性です。特に編集時の動作に関する特性を指定するときに使用します。XVCDデスティネーション属性は、XVCDのデスティネーションボキャブラリの要素に設定できます。

1.2. 名前空間URI参照

デスティネーション属性の名前空間URIは、 http://xmlns.xfy.com/xvcd/destination である。以下の説明で、デスティネーション属性を記述するときは、xvcdd: という名前空間接頭辞を使用します。

このほか、以下の説明中に出現するボキャブラリと、そのボキャブラリに使用している名前空間接頭辞は次のとおりです。

  • 表記述ボキャブラリ
    名前空間接頭辞には table: を使用します。詳細は、「表記述リファレンス」をご覧ください。
  • XHTMLボキャブラリ
    名前空間接頭辞には html: を使用します。

2. XVCDデスティネーション属性

XVCDデスティネーション属性は大域属性ですが、あらゆる要素に指定できるわけではありません。それぞれの属性の説明に記述されている要素だけに指定できます。

xvcdd:selection 属性

ユーザーの操作で要素が選択されるときの動作を指定する属性です。設定された値によっては、ノードとノードの間を指し示す補助的なキャレット位置が作成されます。

属性の値は次の文字列で設定します。

none
この値が指定された要素と、その子孫ノードは選択できません。
normal
この値が指定された要素自体は選択できません。一方、子孫ノードの選択可否は、そのノードの特性に従います。
node
要素をノードとして選択できます。子孫ノードは選択できません。
extended
要素がブロックボックスを作成する場合は、ブロックボックスの左上および右下に補助的なキャレット位置が作成されます。要素がインラインボックスを作成する場合は、インラインボックスの左右に補助的なキャレット位置が作成されます。この値が指定された要素自体は選択できません。一方、子孫ノードの選択可否は、そのノードの特性に従います。

この属性は、次の要素に記述できます。

xvcdd:tab-index 属性

キャレットをTabキーで移動させるときの移動順(タブオーダー)を指定する属性です。0以上の整数値、または-1で指定します。-1が指定された場合は、この属性が指定されていないときと同じ動作をします。0が指定された場合は、その要素にTabキーではキャレットが移動しなくなります。

Tabキーが押されたときのキャレットの移動は、次の規則に従います。

  1. xvcdd:tab-index属性に1以上の番号が設定された要素にキャレットを移動します。
    キャレットを移動する順序は、設定されている番号の順です。同じ番号が設定された要素があるときは、文書順で優先順位が決まります。
  2. 次に、xvcdd:tab-index属性の値に-1が指定された要素や、xvcdd:tab-index属性が指定されていない要素に、キャレットを移動します。
    キャレットを移動する順序は、文書順です。

Shift+Tabキーが押されたときは、Tabキーが押されたときの逆順でキャレットが移動します。

この属性は、次の要素に記述できます。

xvcdd:focus-mode 属性

入力フォーカスの移動を制限する属性です。ダイアログボックスや入力フォームでHTMLボキャブラリを使用してコントロールを配置して、コントロールだけに入力フォーカスを移動させたいようなときに使用します。次の文字列で設定します。

normal
通常の入力フォーカス移動を適用します。xvcdd:focus-mode属性が記述されていないときは、normalが設定されていると見なされます。
form
コントロールや、ハイパーリンク、ゲストボキャブラリだけに、マウス操作で入力フォーカスを移動できます。

この属性は、次の要素に記述できます。

  • XHTMLボキャブラリのhtml:html要素